出版社内容情報
各分野の第一人者が,いま地球惑星科学の何が面白いのか,研究の最前線を紹介し,その課題と今後の展望までをわかりやすく生き生きと語る.私たち人類を取り巻く自然の成り立ちを理解し,これからの地球とともに生きるために最適の入門書.日本地球惑星科学連合30周年記念出版.
内容説明
「はやぶさ2」は何を見たのか?生命は深海の熱水で生まれた?地球の中心はどこまでわかった?地球温暖化を正しく理解するには?チバニアンからブラタモリまで、第一線の研究者が語る地球惑星科学のフロンティア。
目次
地球・惑星・生命の成り立ちを理解すること
1 宇宙のなかの地球(銀河のなかの惑星たち;太陽系小天体探査と「はやぶさ2」;地球型惑星からの大気流出とハビタブツ環境;宇宙天気予報とは何か)
2 生命を生んだ惑星地球(なぜ地球に生命が生まれたのか;深海の極限環境に生命の起源を探る;最古の生命の痕跡を探る;恐竜研究の今、そして未来)
3 岩石惑星地球の営み(大きい地震と小さい地震、速い地震と遅い地震;破局噴火;まだ謎だらけのプレートテクトニクス;地球の中心はどこまでわかったか;「ちきゅう」で地球を掘る―南海トラフ地震発生帯掘削)
4 地球環境の現在、過去、そして未来(地球温暖化を正しく理解するには;気候変化が海洋生態系にもたらすもの;過去の気候変動を解明する;激しく変化してきた地球環境の進化史)
5 人間が住む地球(「想定外」の巨大地震・津波とその災害;環境汚染と地球人間圏科学―福島の原発事故を通して;防災社会をデザインする地球化学の伝え方;地球をめぐる水と水をめぐる人々)
感想・レビュー
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gaku