出版社内容情報
古代四大文明から現代のダークエネルギーまで、宇宙観の変遷と科学の発展の歴史を、豊富な図版や写真でたどる。
星座を生み占星術を発達させた古代バビロニア.コペルニクスによる太陽中心説.ガリレオと望遠鏡がもたらした新しい宇宙観.そして正体不明のダークエネルギー…….私たち人類は宇宙をどのように観てきたのか――古代四大文明から現代までの歴史をたどる.
I 古代・中世の宇宙観
1 古代天文学と宇宙観――四大文明と新大陸
2 天文学の発祥と地球環境
3 ギリシアの宇宙観――天動説と幾何学的宇宙
4 中世の宇宙観
II 太陽中心説から恒星の世界へ
5 太陽中心説とコペルニクス革命
6 精密観測にもとづく真の惑星運動の発見――ティコとケプラー
7 宇宙像の拡大――望遠鏡の発明と万有引力の法則の発見
8 地動説の検証から恒星天文学の誕生へ
III 天体物理学と銀河宇宙
9 新天文学の台頭と発展
10 太陽・星の物質の解明へ
11 銀河系と銀河の発見
12 宇宙膨張の発見とビックバン宇宙論
IV 宇宙における人間の位置
13 太陽系像の変遷
14 私たちはどこから来たか――地球外生命を求めて
15 万物の尺度の探求――メートル法の制定と測地学の誕生
16 宇宙観の表現法――星表と星図の歴史的変遷
附録
A 新しい宇宙観の幕開け
B ETIは本当にいるのか――第14章への補遺
【著者紹介】
中村 士:帝京平成大学現代ライフ学部教授/放送大学客員教授
目次
第1部 古代・中世の宇宙観(古代天文学と宇宙観―四大文明と新大陸;天文学の発祥と地球環境;ギリシアの宇宙観―天動説と幾何学的宇宙;中世の宇宙観)
第2部 太陽中心説から恒星の世界へ(太陽中心説とコペルニクス革命;精密観測にもとづく真の惑星運動の発見―ティコとケプラー;宇宙像の拡大―望遠鏡の発明と万有引力の法則の発見;地動説の検証から恒星天文学の誕生へ)
第3部 天体物理学と銀河宇宙(新天文学の台頭と発展;太陽・星の物質の解明へ;銀河系と銀河の発見;宇宙膨張の発見とビッグバン宇宙論)
第4部 宇宙における人間の位置(太陽系像の変遷;私たちはどこから来たか―地球外生命を求めて;万物の尺度の探求―メートル法の制定と測地学の誕生;宇宙観の表現法―星表と星図の歴史的変遷)
附録(新しい宇宙観の幕開け;ETIは本当にいるのか―第14章への補遺)
著者等紹介
中村士[ナカムラツコウ]
1943年ソウル(韓国)に生まれる。1968年東京大学農学部農業工学科卒業。1970年東京大学理学部天文学科卒業。1975年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。国立天文台助教授などを経て、帝京平成大学現代ライフ学部教授。放送大学客員教授。理学博士
岡村定矩[オカムラサダノリ]
1948年山口県に生まれる。1970年東京大学理学部天文学科卒業。1976年東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。東京大学東京天文台助教授などを経て、東京大学大学院理学系研究科教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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