出版社内容情報
好奇心と想像力から発見された「役に立たない」科学こそ,私たちの生活に「役に立つ」革新をもたらす――
アインシュタインをはじめ多くのノーベル賞受賞者を輩出しているプリンストン高等研究所の創立者と現所長による,研究をとりまく社会に警鐘を鳴らす刺激的なエッセイ.「有用性」という言葉を捨てて,人間の精神を解放せよ.
内容説明
「有用性」という言葉を捨てて、人間の精神を解放せよ。
目次
明日の世界(ロベルト・ダイクラーフ)
役に立たない知識の有用性(エイブラハム・フレクスナー)
著者等紹介
初田哲男[ハツダテツオ]
1958年、大阪府生まれ。1986年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。ワシントン大学物理学科アシスタントプロフェッサー、筑波大学物理学系助教授、京都大学大学院理学研究科助教授、東京大学大学院理学系研究科教授、理化学研究所主任研究員などを経て、現職は、理化学研究所数理創造プログラムディレクター、東京大学名誉教授。専門は理論物理学、とくに原子核や素粒子の理論。西宮湯川記念賞、仁科記念賞、文部科学大臣表彰(科学技術分野)、東レ科学技術賞、などを受賞
野中香方子[ノナカキョウコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業
西村美佐子[ニシムラミサコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業。翻訳協力多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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