出版社内容情報
人間は外界に反応し,様々に思考し行動する.そういった単なるリアクションを超えた人間の「創造性」とはいかにして生まれるのか.本書は,解が一意に定まらない不良設定問題に答えを導く思考の飛躍を追うことでその謎に迫る.複雑系と脳をつなぐ新たな視点.
内容説明
脳科学×複雑系+斬新なアイディア。
目次
1 複雑系として脳を捉える(複雑系生命システム論で脳を考える;ニューロンを非線形素子と捉える;「まとまり」を知覚する―図地分離と共時性;行動を創発的に計画する―前頭前野のダイナミクス)
2 創造性の原理を求めて(仮定を用いて問題を解く―脳の計算理論と拘束条件;暗黙の仮定を創る―仮設生成と脳の配線;隠れた部分を推定する―遮蔽補完と仮設生成;創造性の更なる源を求めて)
付録 複雑系生命システム論入門(複雑系における秩序の自律生成;部分と全体―生命システムの中心問題)
著者等紹介
坂本一寛[サカモトカズヒロ]
東北医科薬科大学医学部准教授、東北大学医学部非常勤講師、博士(医学)。1968年福岡県飯塚市生まれ。1991年東京大学薬学部卒業。1993年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。1993年東北大学電気通信研究所助手。2007年東北大学電気通信研究所助教。2016年より現職。受賞:日本神経回路学会2008(平成20)年度「研究賞」、NPO法人ニューロクリアティブ研究会2007(平成19)年度「創造性研究奨励賞」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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