内容説明
社会の変化と連動し、調和しつつ進展する科学とは?持続可能な開発、イノベーション、研究・教育評価システム、「ポスドク」問題など、さまざまな視点から問題を分析。東京大学総長、産業技術総合研究所理事長などを歴任してきた著者が提案する、新しい研究方法論。
目次
第1章 本格研究論(本格研究とは;第二種基礎研究;知識創造過程としての本格研究)
第2章 本格研究の必要条件(本格研究のための研究組織;人材育成の仕組み;本格研究によるイノベーション;公的ベンチャー事業;本格研究の倫理;人工物観)
第3章 本格研究の十分条件―産総研における本格研究の実践(産総研の誕生;産総研の研究経営十カ条;産総研における研究者の成長;正当な評価システム;第二種基礎研究の原著論文誌;社会技術)
著者等紹介
吉川弘之[ヨシカワヒロユキ]
1933年生まれ。東京大学教授、同総長、放送大学学長、産業技術総合研究所理事長を経て、現在、科学技術振興機構研究開発戦略センター長。その間、日本学術会議会長、日本学術振興会会長、国際科学会議(ICSU)会長、国際生産加工アカデミー(CIRP)会長などを務める。工学博士。一般設計学、構成の一般理論を研究。それに基づく設計教育、国際産学共同研究(IMS)を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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