出版社内容情報
オレゴンの深い森を訪れた親子三代の周辺に熊の影が見え隠れする――スリリングな文芸小説
内容説明
オレゴン州、エコー渓谷。そこは、高校教師ジャスティンとその父ポールにとって思い出深い場所だった。渓谷の開発を前にして、ポールは最後に泊まりがけで狩猟に行こうと誘ってくる。ジャスティンの息子、十二歳のグレアムも一緒に、と。そしてジャスティンは同意する。この旅が、長年衝突を繰り返してきた父と和解するきっかけになることを願って。しかし、穏やかだったはずの週末は、次第に違う様相を見せはじめる。他人の意見に耳を貸さない父。獰猛な本性を見せる森。周囲をうろつく熊の影…そしてそのころ、自宅に残ったジャスティンの妻カレンにも別の危機が迫っていた。自然の深層と人間に潜む野性を、切りつめた文章で描き上げた新鋭のデビュー長篇。
著者等紹介
パーシー,ベンジャミン[パーシー,ベンジャミン][Percy,Benjamin]
1979年、オレゴン州生まれ。ブラウン大学を卒業後、南イリノイ大学で芸術修士号を取得。2006年に第一短篇集The Language of Elkを発表。2007年の第二短篇集Refresh,Refreshでプッシュカート賞を受賞。2008年には有望な新鋭作家に与えられるホワイティング賞を受賞した。アイオワ州立大学で創作を教える
古屋美登里[フルヤミドリ]
早稲田大学教育学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キキハル
ぱせり
ophiuchi
くさてる
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