出版社内容情報
「身近な自然」をテーマに、30年にわたり教員生活を続けてきた著者が、「学校」というフィールドで生徒たちとつむぎだす物語。
自然はこんなにおもしろい! 自然を「見る」視点を探し出し,そこで見つけた生物のすがたをスケッチに「描く」.そして,だれかに「伝える」.「身近な自然」と「遠い自然」を探して30年にわたり教員生活を続けてきた著者が,「学校」というフィールドで生徒たちとつむぎだす物語.
はじめに
第1章 海のフィールドワーク
風の谷幼稚園/バスの中の授業/一番うれしかった骨はなに?/骨を拾う子ら
第2章 学校というフィールド
普段見かける生き物はなに?/二つのフィールド/普通の中身/授業がすべて/3Kの法則/初めての解剖/解剖団の誕生
第3章 キラワレモノへの焦点
虫とかやんないでよね/ゴキブリの飼育/小学校での虫の授業/キラワレモノは人気者/好きな虫とキライな虫/一日に何種類見つかるか/キライだけどおもしろい/ナメクジが好き/カタツムリとはなにか/街の虫を追う
第4章 身近な自然をさぐる
野菜は毒/夜間中学校の授業/野菜の授業/雑草とはなにか/雑草が見える/狩猟採集民のくらし/ドングリ食の試み/身近な自然の普遍性
第5章 遠い自然を探して
遠い自然を探して/沖縄との出会い/ジュゴン猟の歌/井戸のまわりのカエルの歌/沖縄の身近な自然/身近な自然の多様性
第6章 遠い自然と身近な自然
カツオブシって木の皮でしょう?/キジムナーの入れ歯/市場の魚/キジムナーの正体/貝塚の歯/神の魚
第7章 異世界への扉
貝貨の貝/少年時代の貝拾い/原点としての自然/海を漂う貝/異世界への扉/だれでもできること/消えた貝を探して
第8章 モザイクとしてある自然
二つの原風景/遠い自然の象徴/照葉樹林の位置づけ/屋久島の冬虫夏草調査/ヤンバルの冬虫夏草調査/博物学を追い続けて
第9章 ジュゴンの授業
人魚ってどんな姿?/クジラのれきし・ジュゴンのれきし/モザイクとしての人体/偶然といやおうなし
おわりに
イラスト・ギャラリー(巻頭)
より自然を楽しむために――自著ガイド
参考文献
【著者紹介】
盛口 満
盛口 満:沖縄大学人文学部教授
内容説明
自然はこんなにおもしろい!貝殻、骨、ゴキブリ、ドングリ、そして冬虫夏草…「身近な自然」を追い続けながら、その先にある「遠い自然」を探しにいくゲッチョ先生と生徒たちの物語。あなたも、思わぬところに潜んでいる「異世界への扉」を開けてみませんか?
目次
第1章 海のフィールドワーク
第2章 学校というフィールド
第3章 キラワレモノへの焦点
第4章 身近な自然をさぐる
第5章 遠い自然を探して
第6章 遠い自然と身近な自然
第7章 異世界への扉
第8章 モザイクとしてある自然
第9章 ジュゴンの授業
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年千葉県に生まれる。1985年千葉大学理学部生物学科卒業。自由の森学園中・高等学校の理科教員を経て、現在、沖縄大学人文学部こども文化学科教授。専門、植物生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
Koichiro Minematsu
ぴょんpyon
いつかはビーエム
takao