出版社内容情報
ゴリラと人間の共存の道を求めておよそ40年にわたり続けられた、第一人者によるゴリラ研究の集大成。
人類を超えた動物たち――ゴリラの魅力を語り尽くす.初版の刊行から10年,マウンテンゴリラ,ヒガシローランドゴリラ,さらにニシローランドゴリラの生態が明らかになってきた.ゴリラと人間の共存の道を求めておよそ40年にわたり続けられたゴリラ研究の集大成.カラー口絵8頁.
第1章 ゴリラ――フィールドへの旅立ち
ゴリラの魅力/二つのゴリラ像/社会学と生態学
第2章 マウンテンゴリラ――古典的イメージからの脱却
葉を食べるゴリラ/食性と社会/系統論からみた社会/集団構造のエイジング/集団のライフ・サイクル
第3章 ローランドゴリラ――新しいゴリラ像をさぐる
生息密度を推定する/ニシローランドゴリラの暮らす森/果実を食べるゴリラ/食物の選び方/果実を分配するニシゴリラ
第4章 ゴリラを分類する――種内の変異が示唆すること
分類の系譜/ブウィンディ森林のゴリラ/生態的な変異/遊動域の地域差
第5章 変化する社会――その要因をさぐる
単雄群と複雄群/メスの移籍様式/子殺しと社会/メスの繁殖パラメータ
第6章 二つの類人猿――ゴリラとチンパンジー
類人猿の祖先/祖先種の生態と社会/食物の重複/環境変化と採食様式/分化と共存
第7章 共存――野生ゴリラの現状と保護対策
生存を脅かす要因/ブッシュミート取引/内戦と密猟/NGOの設立/病気の流行/有効な保護対策
あとがき/第2版のあとがき/参考文献
【著者紹介】
山極 寿一
山極寿一:京都大学総長
内容説明
霊長類学の世界的なリーダーによるゴリラの比類なき動物記。初版から10年、マウンテンゴリラ、ヒガシローランドゴリラ、さらにニシローランドゴリラについての新しい知見を加えて改訂。
目次
第1章 ゴリラ―フィールドへの旅立ち
第2章 マウンテンゴリラ―古典的イメージからの脱却
第3章 ローランドゴリラ―新しいゴリラ像をさぐる
第4章 ゴリラを分類する―種内の変異が示唆すること
第5章 変化する社会―その要因をさぐる
第6章 二つの類人猿―ゴリラとチンパンジー
第7章 共存―野生ゴリラの現状と保護対策
著者等紹介
山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年東京に生まれる。1975年京都大学理学部卒業。1980年京都大学大学院理学研究科博士課程退学。日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授などを経て現在、京都大学総長、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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