出版社内容情報
現代数学において最も重要な概念のひとつである多様体.その基礎理論について,東京大学数学科で行われている講義「幾何学I」のシラバスに基づき,ていねいに解説.美しい図版を豊富に用い,読者の直観的理解を助ける.演習問題も多数.
目次
第1章 多様体論について
第2章 ユークリッド空間内の多様体
第3章 多様体の定義
第4章 接空間
第5章 多様体上の関数
第6章 多様体上のフロー
第7章 多様体上の曲線の長さ
第8章 多様体上のベクトル場
著者等紹介
坪井俊[ツボイタカシ]
1953年生まれる。1978年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。1983年理学博士。東京大学大学院数理科学研究科教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がまくん
6
【 too many topics !!! 】 事実の羅列とまではいかないが、それに近い。とにかく通読が苦しい構成。 百科事典みたいなところがあるので、興味のある人や一度学んだ人が気になるトピックを拾い読みするのには適している(のか?)。 一見コンパクトに仕上がっているように見える。がそれは単に改行や段落わけが少ないことに由来する物理的な性質で、間違いなくこの本の欠点の一つである。 本格的に多様体論の学習を始めようと考えている人には、松本幸夫先生の「多様体の基礎」を読むことを強く進めます。2016/01/09
home alone
3
多様体のことすっごく詳しく書いてある。松本の多様体読んで、使い道が良く分からなかったけど、これ読んでもやっぱり良く分からなかった。理屈だけで意味も良く分からなかった。全体的に松本のよりコンパクトでくどくないから再読するならこっちの方か。分かればいい本だと思う。2012/10/15
しょうちゃん
1
具体例が多くて大筋がわかりにくい。デザインが見にくい。2015/06/10
寒天
0
かなり難しかった。 個人的にはユークリッド空間内の多様体という章に書かれていたいろいろな多様体の表示の仕方が勉強になった。2014/04/06
slip001
0
幾何学、面白いけど難しいなって思った(小並感)2013/01/02