出版社内容情報
歌人・穂村弘が読者の短歌を選び、講評する人気シリーズ「短歌ください」の第3弾が満を持して文庫化!解説に本シリーズ常連であり今や人気歌人の木下龍也氏を迎える。言葉の力に改めて驚かされる一冊。
内容説明
「抜け殻の君など見たくないけれど君の抜け殻なら見てみたい」…毎月変わるテーマごとに『ダ・ヴィンチ』読者から寄せられた短歌を、人気歌人の穂村弘が選び評する人気シリーズ「短歌ください」の第3弾がついに文庫化。「本」「昭和」「靴」「駅」「祭」「写真」「コンビニエンスストア」など全32テーマへの投稿作と、自由題作品から成る。言葉の持つ力に改めて驚かされ、読めばきっと詠みたくなること間違いなし。
目次
本
昭和
靴
駅
祭
写真
果物
コンビニエンスストア
学校
外国
犯罪
ぬるぬる
憧れ
ティッシュ
眼鏡
靴
電車
名前
初体験
忍者
宗教
遠足
酒
猫
ブラジャ-
鏡
敵
窓
ひらがな
図書館
カレー
コーヒー
著者等紹介
穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年、北海道生まれ。歌人。90年、歌集『シンジケート』でデビュー。短歌のほかに、評論、エッセイ、詩、絵本、翻訳などを手がける。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞、『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁみ
23
九螺ささらさんの作品が群を抜いて刺さりました。鈴木晴香さんや木下龍也さんも存在感バリバリでびっくりでした。やはり才能の違いが漂うものですね。九螺さんの作品集めようっと。本書、いつでも開けるように、紙だけではなく電書も買いました(*^^)v 2025/04/30
播州(markⅡ)
9
投稿短歌集。なのだが、選者がほむほむと聞けば納得の歌集。短歌も勿論おもしろいが、作者コメントや、ほむほむの講評もおもしろい。特に「根拠ある幻想」という講評が言葉にならない心のもやもやにくっきりとしたカタチを与えられた感じがして、流石だ、ほむほむ。p13「窓際の~」はどこか優しくてかっちょまえで好き。p173「峰岸に~」は作者の一言コメントに脱力させられる。2025/05/08
もちこ
5
誘わなきゃ二万八千五百円出して浴衣を買ったんだから が、好きです。 2025-292025/05/08
chacha子
5
久々のほむほむ。相変わらず鋭い審美眼。2025/05/04
totuboy
4
やっぱり短歌っておもしろい。世界のどこを切り取るのか、なぜその瞬間に気付けるのか(また、なぜ自分は今まで気づかなかったのか)、新たな視点をもらえるというのはいい。選者の穂村さんが好きということもあり、とても楽しく読めた。2025/05/27
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