出版社内容情報
急速な進展をみせ、いまホットな宇宙生命論の最前線を、生物学・地球進化・惑星科学の第一線の研究者が解説する。
地球外にも生命の存在が可能な星が見つかり始めたことなどを受けて,宇宙生物学の研究は急速な進展をみせている.生命はどのように生まれ,どのように進化してきたのか? 地球外に生命はいるのか? 生物学・地球進化・惑星科学の第一線の研究者が総力を挙げてこの謎に挑む.
はじめに 生命の広大な舞台としての宇宙
執筆者および分担一覧
第1章 生命とは何か
第2章 地球史と生物進化
第3章 ハビタブル惑星
第4章 地球外生命の探査
第5章 人類・文明と宇宙知的生命探査
【執筆者一覧】
阿部 豊,生駒大洋,磯?附s雄,井田 茂,伊藤 隆,大石雅寿,大島泰郎,大森聡一,海部宣男,木村 淳,玄田英典,小林憲正,佐々木晶,芝井 広,須藤 靖,田近英一,田村元秀,長沼 毅,長谷川眞理子,星 元紀,丸山茂徳,山岸明彦,山下雅道
【著者紹介】
海部 宣男
海部宣男:国立天文台名誉教授
内容説明
現実味を帯びてきた地球外生命の発見。系外惑星の発見から20年、天文学・惑星科学・生命科学の第一人者たちが、いまもっともホットな学問の最新成果を伝える。
目次
第1章 生命とは何か(生命の定義;生命の潜在的多様性;生命の連続性と地球型生物の世界;展望 生命発生研究の将来)
第2章 地球史と生物進化(生命の起源;地球環境と生命の共進化;地球生命史から宇宙生物学の体系化へ;展望 地球史および生物進化の理解とアストロバイオロジー)
第3章 ハビタブル惑星(惑星形成論;スーパーアース研究の現状;水の取り込み;ハビタブル惑星の条件;展望 生命存在可能惑星の理論研究の現在と将来)
第4章 地球外生命の探査(太陽系内探査;太陽系外惑星探査;展望 はたして地球外生命はみつかるか)
第5章 人類・文明と宇宙知的生命探査(知能の進化と科学文明にいたる道;第4の生物、ヒト;宇宙文明とその探査;展望 宇宙の中で人類文明を考える)
著者等紹介
海部宣男[カイフノリオ]
国立天文台名誉教授。1965年東京大学教養学部基礎科学科卒業。1988年国立天文台教授(野辺山宇宙電波観測所)。1997年国立天文台ハワイ観測所所長。2000年国立天文台台長。2007年放送大学教授。2012年国際天文学連合(IAU)会長。受賞:日本学士院賞、仁科記念賞など
星元紀[ホシモトノリ]
東京工業大学名誉教授。1965年東京大学大学院生物系研究科修士課程修了。1985年東京工業大学理学部教授。2000年慶應義塾大学理工学部教授。2003年国際生物科学連合(IUBS)会長。2006年放送大学教授。受賞:日本動物学会賞、Zoological Science賞など
丸山茂徳[マルヤマシゲノリ]
東京工業大学地球生命研究所/岡山大学地球物質科学研究センター特任教授。1972年徳島大学教育学部中学校教員養成課程卒業。1977年名古屋大学大学院理学研究科地球科学専攻博士課程修了。1989年東京大学教養学部助教授。1993年東京工業大学理学部地球惑星科学科教授。2013年東京工業大学地球生命研究所教授。受賞:紫綬褒章、トムソンロイターリサーチフロント2012アワードなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒豆
030314
くらーく
5〇5
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