出版社内容情報
大気化学は化学、地球科学、環境科学などが融合した学際性の高い分野であり、オゾン層破壊、地球温暖化、酸性雨など我々が直面する環境問題にも密接に関係している。この複雑な大気化学の基本法則と最新の知見を、物理化学の基礎だけを用いてわかりやすく解説。
内容説明
本書は、大気化学の研究の原動力となるような主要な環境問題に絞って解説している。
目次
大気組成の単位
大気圧
簡略化モデル
大気輸送
連続の方程式
地球規模での化学物質の循環
温室効果
エアロゾル
化学反応の動力学
成層圏オゾン
対流圏の酸化力
オゾンによる大気汚染
酸性雨
著者等紹介
ジェイコブ，ダニエル［ジェイコブ，ダニエル］［Ｊａｃｏｂ，Ｄａｎｉｅｌ Ｊ．］
１９８１年Ｅｃｏｌｅ Ｓｕｐｅｒｉｅｕｒｅ ｄｅ Ｐｈｙｓｉｑｕｅ ｅｔ Ｃｈｉｍｉｅ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｌｌｅｓ（パリ）卒業。１９８５年カリフォルニア工科大学博士課程修了。１９９１～１９９４年ハーバード大学地球惑星科学科助教授。１９９４年～現在、同教授。工学博士
近藤豊［コンドウユタカ］
１９４９年静岡市に生まれる。１９７２年東京大学理学部地球物理学科卒業。１９７７年同大学院理学系研究科博士課程修了。１９８９～１９９２年名古屋大学太陽地球環境研究所助教授。１９９２～２０００年同教授。２０００年～現在、東京大学先端科学技術研究センター教授（地球大気環境科学分野）。理学博士
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
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9章まで。10章以降のオゾンの消失とか対流圏の酸化力の話は現在不用やからパス。パフモデルとかコラムモデル知らんかった。流体いつかやらなあかん...2016/10/14
非平衡がんばる
0
読みやすい。しかし眠くなる2015/12/08
はせがわ
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入門にはうってつけ。読みやすく、噛み砕かれている。ただ、今はもう絶版。出版社に頼みこむしかない。受注？まあ結局、本格的に学ぼうとすると、原本(英語)の方が勝手が良い。原本は普通に手に入るので、そっちの方が効率いいかも。2018/07/31
