出版社内容情報
生命一般に成立する普遍的性質を求めて――非常に多様な成分をもち,維持・再生産するユニークな能力をもつ生命の「複製・適応・記憶・分化・進化」の原理をいかにしてみいだすか? 『生命とは何か』から16年――生命を探究する新たなステージへ読者をいざなう.
内容説明
すべての生命になりたつ普遍的性質を求めて。「遺伝」「複製」「適応」「発生」「進化」―生命システムの原理とは?大好評を博した『生命とは何か』から16年。新たなステージへと読者をいざなう。
目次
第1章 普遍生物学
第2章 普遍生物学の方法論
第3章 細胞の複製―熱力学、ゆらぎ、整合性
第4章 細胞の環境への適応―ゆらぎ、アトラクター選択、整合性
第5章 細胞のホメオスタシス
第6章 細胞の記憶
第7章 細胞状態の分化
第8章 表現型進化
第9章 環境への適応と進化―次元圧縮、頑健性、ルシャトリエ原理
第10章 まとめと今後の課題
著者等紹介
金子邦彦[カネコクニヒコ]
1956年、神奈川県横浜市に生まれる。1984年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。日本学術振興会研究員、ロスアラモス研究所研究員を経て、1985‐90年、東京大学教養学部物理学教室助手。1990‐94年、東京大学教養学部基礎科学科助教授。1994年から東京大学教養学部基礎科学科教授。この間、1987‐88年、イリノイ大学で文部省在外研究員、1988‐89年、ロスアラモス研究所スタニスラフ・ウラムフェロー、1999年、フライブルク大学客員教授、2002年から大阪大学大学院生命機能研究科客員教授。2004-09年、ERATO複雑系生命総括、2005年、エコールノルマル・リヨン校客員教授、2013-18年、複雑生命システム動態研究教育拠点長、2017年から生物普遍性連携研究機構長、2018年、プリンストン高等研究所客員、現在、東京大学大学院総合文化研究科(駒場)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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