内容説明
著者HPで公開され、多くの学生・研究者の間で話題をよんだ講義ノートを、本格的に基礎から学びたい人たちに向けて全面改訂。他分野の読者や独習者にも最適なテキスト。
目次
天文学から宇宙論へ
宇宙原理と観測量
膨張宇宙の力学
宇宙の熱史
初期宇宙とインフレーション
構造形成の基礎
非一様宇宙の観測量
宇宙の大規模構造と重力レンズ
宇宙マイクロ波背景放射の非等方性
著者等紹介
松原隆彦[マツバラタカヒコ]
1990年京都大学理学部卒業。1995年広島大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学基礎物理学研究所、東京大学大学院理学系研究科、ジョンズホプキンス大学物理天文学部などを経て、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構准教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月をみるもの
3
最後のページに、宇宙背景放射Bモードの揺らぎが重力波でどのように変調されるかが書いてある。大変タイムリーでした。DECIGO を月にもってけば、GRAIL の月重力場データも一瞬で上書きできるんだけど。。:http://tamago.mtk.nao.ac.jp/decigo/2016/02/20
さくっち
0
6章までは卒論で読んだ。2013/03/15
らんまる
0
構造形成の前まで読んだ。計算も丁寧。よい本。和書にはあまり宇宙論本はないので、必携かも。2011/12/05
guppi524
0
内容を全然理解していないので、読了っていうより単に全ページ眺めたという感じ。タイトルのとおり現代宇宙論を網羅する内容なのですが、数式が本格的(クリストッフェル記号とかが普通に出てくる)ので、物理の素人だと難しいと思います。2010/12/16
古脇
0
「標準模型の粒子ではHiggsが未発見」など最新とはいえない記述があるものの(第2刷2012年)、一冊を通して導出が大変丁寧で非専門家にもやさしい。基礎的な事項を身に付けるのに適したテキスト。2021/01/30