出版社内容情報
生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第3版! 共著者を加え、発達(個体発生)・言語をはじめとする比較認知・累積的文化進化などについて補充。BOXや読書案内もさらに充実!
【目次】
*第3版まえがき
I 進化とは何か
第1章 人間の本性の探求 1.生物としての人間/2.遺伝と環境――古くて新しい問題/3.進化的人間理解をめぐる誤謬と誤解/BOX1.1 エドワード・ウィルソン/*BOX1.2 エソロジー
第2章 古典的な進化学 1.ダーウィン以前の世界観/BOX2.1 チャールズ・ダーウィンの生涯/2.進化とは/3.自然淘汰/4.適応/5.適応度/6.様々な適応の例/BOX2.2 オオモリフシエダシャクの体色の遺伝的背景/7.人間の活動が引き起こす進化
第3章 現代の分子進化学 1.遺伝学の幕開け/2.遺伝子の物理化学的実体/3.遺伝子の発現機構/*BOX3.1 DNAとRNAで用いる塩基の違い/4.突然変異の実体/5.中立進化と分子系統樹/6.ゲノム科学の時代/*7.エピジェネティクス/*BOX3.2 表現型可塑性/8.遺伝子から行動へ/BOX3.3 至近要因と究極要因
第4章 「種の保存」の誤り 1.種の保存と群淘汰/2.群淘汰vs.個体淘汰/BOX4.1 進化的に安定な戦略/BOX4.2 群淘汰はなぜ支持されるのか
Ⅱ 生物としてのヒト
第5章 霊長類の進化 1.生物界におけるヒト/*BOX5.1 心の理論/2.大型類人猿――ヒトのゆりかご
第6章 人類の進化 1.人類進化の大きな流れ/2.初期猿人――直立二足歩行する類人猿/3.猿人――草原への進出/*4.原人の進化/5.アジアの原人の多様性/6.肉食の起源と食物分配――ハンター仮説とホームベース仮説/7.ホモ・エレクトゥスの生活/8.火の利用と調理仮説/9.旧人から新人へ/10.新人の誕生/*11.心を生んだ古環境
第7章 ヒトの生活史戦略 1.生活史戦略――人生のタイムスケジュール/*BOX7.1 ベビー・スキーマ/2.様々な生物の生き方――rとK /3.霊長類の生活史戦略/4.ヒトの生活史戦略の特徴
第8章 血縁淘汰と家族 1.血縁淘汰理論/BOX8.1 血縁度の計算/2.生物界における血縁淘汰/BOX8.2 ウェスターマーク効果/3.血縁認識 /4.血縁者間の協力/BOX8.3 アヴァンキュレートが成立するわけ/BOX8.4 絆の実体に迫る/5.非血縁者間の葛藤/6.血縁者間の葛藤
第9章 血縁によらない協力行動の進化 1.直接互恵性/2.動物における直接互恵性/3.直接互恵性の成立条件 /4.裏切り者検知から進化した心理メカニズム/5.間接互恵性とモラル/6.実験室で明らかにされるヒトの社会性
第10章 雄と雌――性淘汰の理論 1.生物における性差/2.性淘汰の理論/3.配偶者の獲得をめぐる競争と配偶者の選り好み/4.雄と雌の葛藤と対立
第11章 ヒトにおける性淘汰 1.ヒトの生物学的特徴と配偶システム/BOX11.1 LGBTQについて/2.ヒトにおける配偶者獲得競争と配偶者選択/3.ヒトにおける配偶者防衛と家父長制
Ⅲ 心と行動の進化
第12章 ヒトの心の
内容説明
講義に即した決定版!DNAから利他行動、文化まで―「生物としてのヒト」という視点で心・からだ・行動の適応を読み解くロングセラー。共著者を加え、発達、言語などの比較認知、累積的文化進化などについて補充。現代の社会問題を進化的に考察する終章を設け、BOX・読書案内も充実!
目次
1 進化とは何か(人間の本性の探求;古典的な進化学;現代の分子進化学;「種の保存」の誤り)
2 生物としてのヒト(霊長類の進化;人類の進化;ヒトの生活史戦略;血縁淘汰と家族;血縁によらない協力行動の進化;雄と雌:性淘汰の理論;ヒトにおける性淘汰)
3 心と行動の進化(ヒトの心の進化へのアプローチ;ヒトにおける文化の重要性;ヒトの進化環境と現代社会)
著者等紹介
長谷川寿一[ハセガワトシカズ]
1952年神奈川県生まれ。1984年東京大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。文学博士。専門は動物行動学、進化心理学。現在、東京大学名誉教授、大学改革支援・学位授与機構名誉教授
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1952年東京都生まれ。1983年東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程単位取得退学。理学博士。専門は行動生態学、自然人類学。現在、総合研究大学院大学名誉教授、日本芸術文化振興会理事長
大槻久[オオツキヒサシ]
1979年福島県生まれ。2006年九州大学大学院理学府生物科学専攻博士課程修了。理学博士。専門は数理生物学。現在、総合研究大学院大学統合進化科学研究センター教授
齋藤慈子[サイトウアツコ]
1977年愛知県生まれ。2005年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は、発達心理学、進化心理学、比較認知科学。現在、上智大学総合人間科学部准教授
香田啓貴[コウダヒロキ]
1978年岐阜県生まれ。2005年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程中退。博士(理学)。専門は、認知生物学、生物人類学、霊長類学。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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