出版社内容情報
身近な昆虫をとおして、生態学からみた保全の考え方について解説。生態学を学ぶ学生、自然再生や環境教育に携わる人たちに必読の書。
目次
1 チョウの世界・トンボの世界―身近な昆虫と名も知らぬムシ
2 生息環境―「自己中」に徹する生き物たち
3 個体群動態―産めよ増えよ地に満ちた?
4 生活史戦略―一人で生きているわけではないけれど…
5 保全の理念と戦略―守ってあげたい心はどこに
6 絶滅危惧種ヒヌマイトトンボの保全―言うは易く行なうは難し
著者等紹介
渡辺守[ワタナベマモル]
1950年東京都に生まれる。1978年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。1994年三重大学教育学部教授。2002年筑波大学生物学系教授。現在、筑波大学大学院生命環境科学研究科教授、三重大学名誉教授、農学博士。専門、動物生態学―トンボやチョウの生活史戦略の研究とともに、絶滅危惧種の保全をはじめとする保全生態学的研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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