出版社内容情報
造岩鉱物学とは,鉱物が岩石を造るに際しての挙動を明らかにする鉱物学である.珪酸塩鉱物,硫化鉱物を中心に,その微細組織と相変化の機構について,近年長足の進歩をとげた物理的手法にもとづき,基礎的な一般論から最新の研究成果までを解説する.
目次
1 鉱物と造岩鉱物
2 鉱物の記載と分類
3 地球外物質の鉱物
4 地球の鉱物
5 鉱物の相変化と微細組織
6 オリビン族
7 輝石族
8 角閃石族およびパイリボール
9 長石族
10 シリカ鉱物
11 硫化鉱物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中将(予備役)
0
タイトル通り造岩鉱物について。固溶体のグラフなど、ついつい流し読みしがちになってしまった。あまり多くを頭に入れられたとは言えないが、硫化鉱物の項目などは、比較的きちんと読めたと思う。今後何か書くときに気になったら(特にシリカ鉱物関係)また必要な部分を読もう。2012/09/17
さっしゅ
0
最初の方は読み物的にさっくり読める。 あとは各鉱物の詳細や相転移などの原理について。とりあえずオリビンの所のみ読んだ。オリビン-スピネル転移というものを初めて知ったので面白かった2018/05/07