出版社内容情報
大多数の理工科生が力学全体の素描をつかむとともにポイントとなる基本概念を身につけることができるように努め“わかる力学”“好きになる力学”をめざした.大学初年級の半年間15週の講義をもって上記の目標を達成できるよう習得可能なエッセンスを集約.
内容説明
力学は物理学の基礎であるとともに、自然現象をどのように定量化し、数式的に扱うかを学習するのに最適な分野である。本書は、惑星の運動などの重点項目について、この方針を徹底的に追求した特色あるテキストである。
目次
第1講 近代力学の成立
第2講 運動の法則
第3講 運動方程式と運動の決定
第4講 仕事、エネルギー
第5講 保存力と非保存力
第6講 極座標表示の速度、加速度
第7講 モーメントと角運動量
第8講 中心力による運動
第9講 惑星運動
第10講 質点系の運動
第11講 ラグランジュ関数とラグランジュ方程式
第12講 ハミルトン関数と正準方程式
第13講 剛体の運動
第14講 剛体の回転運動
第15講 回転する剛体上における質点の運動(相対運動)
補講1 種々の振動
補講2 連成振動