コレクション数学史
ニュートン―流率法の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130613538
  • NDC分類 410.2
  • Cコード C3041

出版社内容情報

"近代西欧1,2の数学者ニュートンの数学思想とは? 流率法(微分積分学)に関する主要な論考を中心に, 彼の数学を年代誌的に分析. その論法の定立と概念構成機構の形成過程, およびその変容をあきらかにすることで, ニュートン数の新しいイメージを提示する. "

内容説明

アイザック・ニュートンは、近代西欧一、二の数学者である。彼は微分積分学を創始し、さらには万有引力理論に基づいて運動法則を定式化することによって、いわゆる地上と天上の運動の数学的法則を統一的に扱う力学の理論体系を構築した。だが、実際の彼の数学思想は、そこから連想される「近代科学者」としてのニュートン像とは極めて異なる様相を呈している。本書は、ニュートンの数学思想の基本性格を解明し、その歴史的形成過程を探ることを通して、彼の数学について新しいイメージを提示することを主眼としている。

目次

第1章 ニュートン以前―17世紀前半の数学
第2章 ニュートンと初期流率概念の形成
第3章 解析的流率論の成立
第4章 「解析的」から「幾何学的」へ―数学理論の転換
第5章 『プリーンキピア』の数学
第6章 『プリーンキピア』以後の数学研究
第7章 微分積分学の2つの顔―ニュートン対ライプニッツ

著者等紹介

高橋秀裕[タカハシシュウユウ]
1954年、埼玉県に生まれる。1978年より埼玉県内の公立高等学校数学科教諭。埼玉県立所沢北高等学校教諭などを経て、現在、埼玉県立熊谷女子高等学校教諭。真言宗智山派真東寺副住職。2000年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。2002年より早稲田大学理工学部・大学院理工学研究科非常勤講師。専門は近代西欧数学史・科学史
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