出版社内容情報
人と人,人と社会の関係を探り出すネットワーク理論.その方法論と手法を,若者の喫煙行動や,健康維持のためのネットワークづくりなどの豊富な事例をもとに,やさしく丁寧に解説する.いま話題の「健康格差」を考えるうえでも必読.
Thomas W. Valente, Social Networks, and Health. Models, Methods, and Applications(Oxford University Press, 2010)を全訳.
まえがき
日本の読者の皆様へ
第I部 モデル
第1章 「つながり」をみつめる
第2章 歴史:学際を越えた歩み
第3章 「つながり」の調べ方
第4章 エゴ・ネットワークおよびパーソナル・ネットワークの効果
第II部 尺度
第5章 中心性:「中心人物」は誰か?
第6章 ネットワークの中の仲間:グループ
第7章 「立ち位置」を測る
第8章 ネットワークを測る
第III部 応用
第9章 指数型ランダムグラフモデル,P*および行為者中心モデル
第10章 新技術の普及
第11章 ネットワーク介入
第12章 要約
付録
訳者解説
トーマス W ヴァレンテ[トーマス ヴァレンテ]
著・文・その他
森 亨[モリ トオル]
翻訳
安田 雪[ヤスダ ユキ]
翻訳
目次
第1部 モデル(「つながり」をみつめる;歴史:学際を越えた歩み;「つながり」の調べ方 ほか)
第2部 尺度(中心性:「中心人物」は誰か?;ネットワークの中の仲間:グループ;「立ち位置」を測る ほか)
第3部 応用(指数型ランダムグラフモデル、Pおよび行為者中心モデル;新技術の普及;ネットワーク介入 ほか)
著者等紹介
ヴァレンテ,トーマス・W.[ヴァレンテ,トーマスW.] [Valente,Thomas W.]
南カリフォルニア大学予防医学部教授(社会ネットワーク分析)。メアリーワシントン大学で数学の学士号を、サンディエゴ大学でマスコミュニケーションの修士号(MS)を取得。2008年、南カリフォルニア大学(アンネンバーグ・スクール・フォー・コミュニケーション)でPh.D.を取得。米国国立衛生研究所の客員研究員や、フランス公衆衛生高等研究院(Paris/Rennes)の客員教授を歴任
森亨[モリトオル]
結核予防会結核研究所名誉所長(結核病学、疫学、公衆衛生学)。1942年生まれ。1967年、東京大学医学部卒業。結核予防会結核研究所、茨城県水海道保健所、結核研究所副所長、所長を経て、2016年より現職
安田雪[ヤスダユキ]
関西大学社会学部教授(社会学、経営学、人工知能)。1986年、国際基督教大学教養学部卒業。1993年、コロンビア大学大学院社会学研究科博士課程修了。Ph.D.(Sociology)。立教大学社会学部講師、助教授、東京大学大学院経済学研究科特任准教授を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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