出版社内容情報
鯨類について学ぶすべての人たちへ.――日本近海に生息する約30種の小型鯨類の分布,食性,生活史などの生態,そして保全について,世界の鯨類学を牽引してきた鯨類学者がていねいに解説する.鯨類学を学ぶ人たちだけではなく鯨類の飼育や資源管理に携わる人たちにとっても必読書.
目次
第1章 クジラとイルカ
第2章 生息環境(日本周辺の海洋構造;表面海水温と小型鯨類の分布 ほか)
第3章 食性(食性研究の意義;口器の特徴と食物 ほか)
第4章 個体群と回遊(個体群とは;回遊と季節移動 ほか)
第5章 生活史(水中生活の諸条件;受胎から出産を経て独立まで ほか)
第6章 漁業と個体群(小型鯨類を捕獲する漁業;海域ごとの操業状況 ほか)
第7章 イルカとヒト(壱岐のイルカ騒動;広い世界では)
著者等紹介
粕谷俊雄[カスヤトシオ]
1937年埼玉県に生まれる。1961年東京大学農学部水産学科卒業。(財)日本捕鯨協会鯨類研究所研究員、東京大学海洋研究所助手、水産庁遠洋水産研究所鯨類資源研究室長、同外洋資源部長、三重大学生物資源学部教授、帝京科学大学理工学部教授などを経て、現在、フリーの鯨類研究者。Distinguished Achievement Award,The Society for Conservation Biology(1994年)、Kenneth S.Norris Lifetime Achievement Award,The Society for Marine Mammalogy(2007年)、日本哺乳類学会賞(2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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