出版社内容情報
不思議な生物ダニ――あらゆる環境や栄養を利用するこの小さな生きものが織り成す世界は驚くほど多様である.急速な進歩を遂げつつあるダニ学の最前線を気鋭の研究者たちがたくみにとらえた.現代生物学は,はたしてどのようなダニの生物像を描いたのか.
目次
1 生態(雄と雌;精子競争;ダニの社会性;ハダニが植物をえり好みする理由;天敵ダニ;マダニの吸血活動―休眠による調節)
2 生化学(コナダニ目の情報化学物質;ササラダニ類の分泌物;DNA分析)
3 遺伝(遺伝子;地理的変異)
4 病気(ライム病;古くて新しいツツガムシ病;居住内のダニ類による疾病;アレルギー性喘息とダニ;アトピー性皮膚炎)
5 多様性(海のダニ;土のダニ;鳥のダニ;アザラシ類のダニ;ミツバチのダニ;水泳プールのダニ)
著者等紹介
青木淳一[アオキジュンイチ]
1935年京都市に生まれる。1958年東京大学農学部農学科卒業。1963年東京大学大学院生物系研究科修了。現在、神奈川県立生命の星・地球博物館館長、横浜国立大学名誉教授、農学博士
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