内容説明
私立探偵をやっている私は同業と4人でチームを組んで、ボディーガードをやることになった。私の相棒は、刑事時代の仲間で、私の女房・冴子を寝取った小倉、妻に自殺され、ホステスと同棲している秋津、自分の娘ほども年のちがう女と暮らしている池中だ。いずれも女には目がないが、仕事に関しては信頼できる男たちである。依頼してきたのは、暴力団員風の相原と、不思議な魅力のある、その愛人である。彼らは、命を狙われる理由を決して明かそうとはしなかった。やがてホテルの隣室に閉じこもっる2人を殺し屋が―。暴力、愛欲を織り込みながら、男のロマンに新しい世界を切り拓く、ボディーガード小説の傑作。