出版社内容情報
地球史を飾る動物たち――2億年前の萌芽から長い繁栄を経てダイナミックに展開される哺乳類の系譜.進化史の成功者であるかれらの〈歴史性〉に,形態学,古生物学,遺伝学,生態学などさまざまなデータを駆使してナチュラルヒストリーが挑む.
内容説明
2億年前の萌芽から長い繁栄を経てダイナミックに展開される哺乳類の系譜。形態学、古生物学、遺伝学、生態学などさまざまなデータを駆使して、かれらの「歴史性」にナチュラルヒストリーが挑む。
目次
第1章 哺乳類とはなにか
第2章 哺乳類の歴史
第3章 運動機構の適応―肢と口の進化
第4章 内臓から生き様へ―生命維持システムの洗練
第5章 哺乳類と日本列島・哺乳類と解剖学
著者等紹介
遠藤秀紀[エンドウヒデキ]
1965年東京都に生まれる。1991年東京大学農学部卒業。現在、国立科学博物館動物研究部研究官、獣医学博士
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感想・レビュー
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gachin
2
著者37歳の頃の書。まだまだ若いとは言え、研究者の端くれとして、著者との距離の大きさに開いた口が塞がらない。動物進化形態学が出る前に、こんなに骨太思想の本が記されていたのにも驚きだった。2019/11/20
竹田拓郎
1
10回は読んだ。最高の書。遠藤先生と直接会った時にこの本の内容で疑問に思った事をぶつけまくってしまったのはいい思い出です(笑)2009/02/07
姉ミジンコ
0
やっと読了〜!!哺乳類や進化をやる人間として読まねばと思いつつずっと積読……() でももっと早く読めばよかったな〜!!私は私のフィールドでこれだけマルチに活躍出来る研究者になれるだろうか。。今はとにかく、たくさんまなんでたくさん解剖してたくさん研究してたくさん伝えたい。2024/06/25