出版社内容情報
自然史博物館の基本的な要素と機能について解説し,さらにいくつかの博物館の実例に基づき,その特徴と問題点を抽出する.そして,それらと博物館理論を対比させながら,日本の自然史博物館の未来像を探る.
目次
第1章 自然史博物館
第2章 自然史系博物館のすがた
第3章 博物館の基本と機能
第4章 博物館論
第5章 博物館の未来像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuya
1
日本の自然史博物館について書いた本。前半が、著者による日本各地の自然史博物館各々の特徴などの紹介、後半が自然史博物館学概論的な内容。25年近く前の本なので、前半の全国の自然史博物館の紹介はかなり古い情報だけど、むしろそこが面白かった。紹介されている博物館の多くは行ったことのある館(あるいはその前身)なので、この20数年の間にどのように変わったのかが来館者の立場から想像できて楽しい。後半の内容も、自然史系に特化した博物館学のテキストは今まであまり読んだことがなかったので参考になった。2016/08/23