目次
夜間中学から戦後義務教育を問いなおす
第1部 夜間中学の成立・縮小・再編過程とその実態(戦後の不就学・長期欠席問題と夜間中学の成立過程;縮小期の夜間中学―全国夜間中学校研究会の展開と模索;夜間中学の再編―その過程と意義 ほか)
第2部 生きられた夜間中学の実相(夜間中学生の生活世界と学校経験の諸相;被差別部落の人間形成と義務教育)
第3部 夜間中学の教育実践―学校文化と生活世界の狭間で(京都市の教育実践における「福祉」の位置;都市下層との葛藤と向き合う教育実践―東京都の事例から;部落差別の構造を組み換える教育の模索―和歌山県の事例から ほか)
夜間中学の歴史が照らすもの
著者等紹介
江口怜[エグチサトシ]
1987年、奈良県生まれ。神戸大学発達科学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。教育学、日本教育史。『戦後日本の夜間中学―周縁の義務教育史』で第11回東京大学南原繁記念出版賞を受賞。東北大学高度教養教育・学生支援機構を経て、2019年より和歌山信愛大学教育学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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