出版社内容情報
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」。「考えるな、感じろ」。哲学や人類学、幼児教育の現場まで、「生の動き」=アフェクト(情動)を再発見し、情動的転回をもたらしたマッスミの記念碑的論文の翻訳を含め、言語ならざる情動の位相を探究する。
【目次】
序 章 情動論の射程(伊藤 守)
Ⅰ 理論編
第1章 スピノザ情動論の今日的意義:現代人類学の観点から(箭内 匡)
第2章 情動の生命論(原島大輔)
第3章 情動論の倫理的展開をめぐるネオ・サイバネティクス的考察(大井奈美)
第4章 情動/情動論へのフェミニスト・アプローチ:AI時代のフェミニスト・メディア研究を見据えて(加藤穂香)
第5章 メディア・文化研究と情動(大山真司)
第6章 情動の自律性(ブライアン・マッスミ/皆川勇太・伊藤 守訳)
第7章 ポスト生権力に抗する〈経験の共‐創発的な領域〉(伊藤 守)
Ⅱ 分析編
第8章 身体内外の相互作用から創発された記号過程としての情動(堀井隆斗・谷口忠大)
第9章 幼児教育における情動:内在の教授学に向けて(浅井幸子・野澤祥子)
第10章 情動のなかでの覚醒:新海誠『天気の子』について(滝浪佑紀)
第11章 メディア文化における情動:プラットフォーム的権力としての「存在権力」(川村覚文)
第12章 サッカー/関係/情動:戦術的ピリオダイゼーションにおける群れと情動(有元 健)
内容説明
マテリアル×アフェクト―物質(環境)と情動(身体)からひらく人文知。言葉や意識の手前で蠢く「生の動き」=アフェクト(情動)とは何か。哲学、人類学、教育までを横断し、情動的転回を導いたブライアン、マッスミの記念碑的論文「情動の自律性」の翻訳とともに言語以前の領域へ迫る。
目次
情動研究の射程―一つの社会が別の社会に移行する萌芽的状況のなかで
1 理論編(スピノザ情動論の今日的意義―現代人類学の観点から;情動の生命論;情動論の倫理的展開をめぐるネオ・サイバネティクス的考察;情動/情動論へのフェミニスト・アプローチ―AI時代のフェミニスト・メディア研究を見据えて;メディア・文化研究と情動;情動の自律性;ポスト生権力に抗する〈経験の共-創発的な領域〉)
2 分析編(身体内外の相互作用から創発された記号過程としての情動;幼児教育における情動―内在の教授学に向けて;情動のなかでの覚醒―新海誠『天気の子』について;メディア文化における情動―プラットフォーム的権力としての「存在権力」;サッカー/関係/情動―戦術的ピリオダイゼーションにおける群れと情動)
著者等紹介
伊藤守[イトウマモル]
早稲田大学名誉教授
有元健[アリモトタケシ]
国際基督教大学教養学部上級准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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