出版社内容情報
教育・医療・災害・人権など現在の社会問題、実践的課題に対峙し、人類学の知見を活かした新たな解決策を探る。
多様な社会と文化を考察し,人間の理解に貢献する人類学が,その知見を活かして現在の社会問題の解決を探る.教育・医療・災害・人権など公共領域の課題に斬新な視角から迫り,従来とは異なる解決の糸口を導き出す.政策提言や支援実践をも盛り込んだ,日本における公共人類学のマニフェスト.
はじめに(山下晋司)
I 公共人類学とは何か
1 公共人類学の構築(山下晋司)/2 応答する人類学(清水 展)
II 文化の公共性
3 多文化共生(岡田浩樹)/4 多文化教育(森茂岳雄)/5 開発(鈴木 紀)
III 医療とケア
6 生殖医療(柘植あづみ)/7 高齢者(佐野(藤田)眞理子)/8 障害(亀井伸孝)
IV 公共と政策
9 公共の生成と設計(福島真人)/10 公共政策学(田原敬一郎)/11 災害の公共性(木村周平)
V 人権と人間の安全保障
12 難民(川上郁雄)/13 無国籍(陳天璽)/14 人間の安全保障(関谷雄一)
【著者紹介】
山下 晋司
山下晋司:帝京平成大学現代ライフ学部教授/東京大学名誉教授
内容説明
公共領域の課題に応答。教育・医療・人権など現代の問題に対峙、人類学の知見を活かした解決策を探る、よりよい社会の実現への新たな挑戦。
目次
1 公共人類学とは何か(公共人類学の構築;応答する人類学)
2 文化の公共性(多文化共生;多文化教育;開発)
3 医療とケア(生殖医療;高齢者;障害)
4 公共と政策(公共の生成と設計;公共政策学;災害の公共性)
5 人権と人間の安全保障(難民;無国籍;人間の安全保障)
著者等紹介
山下晋司[ヤマシタシンジ]
東京大学名誉教授・帝京平成大学現代ライフ学部教授。1948年生まれ。研究テーマはグローバルな人の移動という視点から観光や移住を取り上げ、移動に伴う新しい社会の展開や文化の生成について研究している。また、「人間の安全保障」の立場から人類学の社会貢献に関心を持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きぬと
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