出版社内容情報
教育学はいま,教育現場に関わり,よりリアルに描き出す方法論を生み出そうとしている.注目のアクション・リサーチやエスノグラフィーなどの質的方法から,比較研究や量的研究の新しいありようまで,各方法論の淵源と具体的手法を,各フィールドが要求する必然や,各研究者の内奥から,じっくりと説きあかす.
内容説明
教育の場をより豊かに、より実りあるものへと願う研究者が、自らの軌跡からメソドロジーの理念と方法を解き明かす。心理学・社会学・歴史学などの分野を越境した、教育の場にかかわる様々な教育分野への道標となるテキスト。
目次
第1部 教育の“場”へのいざない(教室のフィールドワークと学校のアクション・リサーチのすすめ;子どもと教師が生きる場(フィールド)の発達研究
学習過程研究としての認知カウンセリング
学校文化を書く―フィールド・プレーヤーとして
研究における「わたくし」の領域と異文化の研究―反省的観察者を模索して
フィールド精神でフロンティアをひらく)
第2部 教育の場 研究の系譜と技法(質的調査と学校参加型マインド;数量的方法―フィールド研究でどう生かすか;授業のディスコース分析;エスノグラフィー―私と世界との対話 ほか)
著者等紹介
秋田喜代美[アキタキヨミ]
東京大学大学院教育学研究科教授
恒吉僚子[ツネヨシリョウコ]
東京大学大学院教育学研究科助教授
佐藤学[サトウマナブ]
東京大学大学院教育学研究科教授
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