日本のメリトクラシー―構造と心性 (増補版)

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日本のメリトクラシー―構造と心性 (増補版)

  • 竹内 洋【著】
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 東京大学出版会(2016/12発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 325,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130511414
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

日本型メリトクラシーの特徴を、理論と実証から明らかにした教育社会学の名著が、補章と解説を増補しあらたによみがえる。戦後社会において,人びとは受験や就職や昇進のレースになぜこれほどまでに焚きつけられてきたのか? 「マス・ディスタンクシオン・ゲーム」を煽る仕掛けとそこで生成される人間像を,理論と実証から明らかにした教育社会学の名著,増補版であらたに刊行.

はじめに

第一部 分析視角

 第一章 伝統的アプローチ――機能理論・葛藤理論・解釈理論

 第二章 ニュー・アプローチ――増幅効果論と冷却論

第二部 経験的分析

 第三章 受験と選抜

 第四章 就職と選抜

 第五章 昇進と選抜

 第六章 学歴ノン・エリートと冷却

第三部 結 論

 第七章 日本のメリトクラシー――疑惑・戦略・狼狽

補 章 学歴社会をめぐる伝統的アプローチと制度論的アプローチ

解 説 選良から治者へ――保守的転回の転轍機(井上義和)

あとがき

オンリー・イエスタデイ――増補版あとがきにかえて



Japan’s Meritocracy: Structure and Mentality[Revised Edition]

Yoh TAKEUCHI



竹内 洋[タケウチ ヨウ]
竹内 洋
竹内 洋:京都大学名誉教授/関西大学名誉教授

内容説明

日本型選抜システムの狡知を解明し、反メリトクラート(反エリート)の逆流を予告した名著。増補版で新たに登場。

目次

第1部 分析視角(伝統的アプローチ―機能理論・葛藤理論・解釈理論;ニュー・アプローチ―増幅効果論と冷却論)
第2部 経験的分析(受験と選抜;就職と選抜;昇進と選抜;学歴ノン・エリートと冷却)
第3部 結論(日本のメリトクラシー―疑惑・戦略・狼狽)
学歴社会をめぐる伝統的アプローチと制度論的アプローチ

著者等紹介

竹内洋[タケウチヨウ]
1942年東京都に生れる。1965年京都大学教育学部卒業。1973年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学大学院教育学研究科教授、関西大学文学部・人間健康学部教授を経て、京都大学名誉教授・関西大学名誉教授、関西大学東京センター長(教育社会学・歴史社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまやま

9
解説の井上義和氏が「研究史上の意義」と語るように、日本社会の「選抜」について、多く経験で接していた対象を客観的に分析しており、納得できる説明が多かった。高校・大学受験、就職、昇進といったケースを捉え、日本社会の競争的側面が良く分析されていた。しかし、1990年台後半から、「マス競争状況」のリアリティが社会的文脈において急速に失われていったという説明も腑に落ちることであり、本書の知識は若干昔の日本型メリトクラシーの総括というまとめは相応であろう。完成は終わりのはじまりであり、下克上の欲望との標語も興味深い。2020/12/06

ぽん教授(非実在系)

6
論文の集合体が元なので退屈であるが、問題意識は「日本型メリトクラシーによる格差と競争意識の形成」であり、えぐい。低賃金カルテル問題にも使えそうな労働経済学の知見、ローゼンバウムのトーナメント理論の日本への適用可能性をベースに考察していき、「学歴社会批判」こそが学歴社会を作るという逆説や長期的視野の不足する能吏を量産するシステムの必然性を指摘しており、様々な人を絶望に追い込みかねない意地の悪さがある。乱世のために、大衆に惑わされない英雄を作ることを最近著者が考えてるらしいのも頷ける話である。2017/03/23

nranjen

2
図書館の新着図書で、メリトクラシー何それ、構造と心性どういう関係?謎すぎて手に取った本。メリトクラシーとはアリストクラシーなどになぞらえ「メリトつまり能力ある人々による当時と支配が確立する社会」明治10年の官僚試験に端を発するらしい。受験期の子供に「いい大学行けばいい仕事いい人生が待っている」的な焚付けを行いがちな今日この頃だが、第4章に書かれているように現実そうはなっていないのは経験上痛知。斜陽社会だし。格差は広がっているのは確か。最近の若者の5割が「運とチャンス」を成功の鍵とする直感に個人的軍パイ2017/04/05

takuya169a

0
とりあえず解説と増補版あとがきだけ。井上義和氏の解説で、平山周吉『江藤淳は甦る』の対談 (https://www.bookbang.jp/review/article/566319) 相手が竹内洋なのはなるほどそういう事情なのね……と納得した。2021/11/27

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