出版社内容情報
日本の社会保障が経済社会に与える影響は広範囲に及び,社会保障給付費の対GNP比は約13%にものぼっている.これらの巨額の給付・負担に関して,家族・世帯の変容とともに社会保障制度がどのような影響を与え,世帯の生活保障機能がどのように変わるのか,個票データをもとに分析する.
内容説明
本書は、国立社会保障・人口問題研究所が平成9‐10年度の2年間に実施した研究プロジェクト「国民生活基礎調査を用いた社会保障の機能評価に関する研究」の成果をもとに、さらに内容を発展させてとりまとめたものである。家族・世帯がどのように変容し、それとともに世帯の生活保障機能がどう変わり、社会保障制度が世帯に対してどのような影響を与えているかを、平成元年~7年の国民生活基準調査等を用いて分析。
目次
家族・世帯の変容と社会保障
家計の国際比較
成人同居に見る世帯の生活保障機能
世帯の収支と所得分配
ライフサイクルから見た不平等度
健康と所得
高齢者の多様性と年齢区分
高齢者の同居の決定要因の分析―家族の生活状況と保障機能
高齢者の家計構造
社会保障制度の安全網と高齢者の経済的地位〔ほか〕
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- 和書
- 男心と男について 〈上〉