出版社内容情報
ネパールは本来,地理的条件や自然環境を背景として生業,民族,宗教などに地域の多様性を持ち分けている.しかし,この半世紀,近代化の波を受け人口の流動化,地域の都市化・グローバル化など,著しい変化を見せてきている.ネパールの政治・経済・社会・文化について近年の変化を描き,総合理解を目指す.
内容説明
文化人類学、地域研究、農業経済学などの分野でのフィールド調査研究を軸に、ネパール社会と人々の生活を、その変化に注目しつつ、多面的に理解する一冊。
目次
第1部 現代ネパールの形成(権力構造と民主主義のゆくえ;現代経済―高外国依存の低開発状況からの脱出が可能か;地域と住民;社会・文化の変容;衣食住にみる生活様式・意識の変化―疎外化と「同準化」の理解の手がかりに)
第2部 変化の中の地域社会(首都圏の変容;盆地の集落;山地の村落;南部平地の集落;結論―変わりゆくネパール)
著者等紹介
石井溥[イシイヒロシ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。社会学博士
マハラジャン,ケシャブ・L.[マハラジャン,ケシャブL.][Maharjan,K.L.]
広島大学大学院国際協力研究科助教授。農学博士
山本真弓[ヤマモトマユミ]
山口大学人文学部助教授
伊藤ゆき[イトウユキ]
(社)日本ネパール協会理事。博士(学術)
橘健一[タチバナケンイチ]
立命館大学産業社会学部非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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