出版社内容情報
20世紀思想界・社会科学界に決定的影響を与えたヴェーバー『経済と社会』は,果たして氏の執筆意図を正確に体現したものだったのか?ヴェーバーの構想通りの再構成を目指した完璧なテキスト・クリティークの書を得て,ヴェーバー研究の新時代が,ここに始まる.
内容説明
本書は、マックス・ヴェーバーの主著のひとつである遺稿『経済と社会』を、初版以来の誤編纂から解放し、原著者自身の構想に即して再構成しようとする企ての前半(「基礎固め」と「概念的導入部の復元」)にあたる。
目次
1部 再構成への基礎固め―前後参照指示の信憑性
2部 トルソの頭―「1911~13年草稿」・概念的導入部の再構成(トルソ本体に残された首(1)―再配列単位としての「旧稿」「2部6章・経済と秩序」
トルソ本体に残された首(2)―再配列単位としての「旧稿」「2部1章・経済と社会一般」
欠けていた頭―「範疇」
頭部テキストの再構成・再配置
結び―「旧稿」の用語法)
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