出版社内容情報
中国は1978年の改革開放政策によって,いまや世界第二の経済大国となり,世界経済に大きな影響力を及ぼすようになった.本書は改革開放から現在にいたる中国経済の発展を,経済学の古典的な理論を駆使し,中国の著名な経済学者が精緻に解説した,現代の中国経済の最良の入門書.
内容説明
ダイナミックに成長し、変化した、世界第二の経済大国の真の姿を中国を代表するエコノミストが平易に解説する。
目次
長期発展の曲がり角
二重経済の発展
ルイスの転換点
人口ボーナス
未富先老
中所得国の罠に陥るリスク
経済成長の新たなエンジン
移行期のマクロ経済政策
人的資本の蓄積
所得不平等の削減
労働市場制度と社会保障
改革のボーナスを獲得する
解説
著者等紹介
蔡〓[ツァイファン]
全国人民代表大会常務委員・中国社会科学院副院長。1956年生れ。中国人民大学卒業。中国社会科学院大学院修了。博士(経済学)。専門は、中国経済、労働経済学、中国の経済成長、所得分配など
丸川知雄[マルカワトモオ]
東京大学社会科学研究所教授。1964年生れ。1987年東京大学経済学部卒業、アジア研究所入所。2001年東京大学社会科学研究所助教授。2007年より現職
伊藤亜聖[イトウアセイ]
東京大学社会科学研究所准教授。1984年生れ。博士(経済学)(慶應義塾大学)。主な研究内容は、中国の産業発展と対外直接投資活動、そしてアジア、新興国におけるイノベーションとデジタル化
藤井大輔[フジイダイスケ]
大阪経済大学経済学部講師。1979年生れ。2009年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。博士(経済学)
三竝康平[ミツナミコウヘイ]
帝京大学経済学部専任講師。1986年生れ。2015年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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