出版社内容情報
自由貿易協定(FTA)や関税同盟といった地域貿易協定に対する関心が近年高まりつつある.協定の締結誘因や経済効果を実証分析するとともに,域内国・域外国の経済厚生をともに高めるための条件を明らかにすることで,望ましいスキームを提案する.
目次
序章 課題の設定
第1章 地域貿易協定の経済分析:総論
第2章 地域貿易協定の厚生効果
第3章 地域貿易協定の締結誘因
第4章 差別的寡占モデルによる協定締結誘因
第5章 EEC、LAFTA、CMEAにおける貿易創出・転換効果
第6章 GSTPの政策目標の達成度評価
第7章 GATT第24条の改定によるパレート改善スキームの構築
終章 議論の総括
著者等紹介
遠藤正寛[エンドウマサヒロ]
1966年埼玉県生まれ。1991年慶応義塾大学商学部卒業。1996年慶応義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。小樽商科大学商学部助教授。慶応義塾大学商学部助教授・イェール大学経済成長センター客員研究員、慶応義塾大学博士(商学)
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