近代資本主義の組織―製糸業の発展における取引の統治と生産の構造

近代資本主義の組織―製糸業の発展における取引の統治と生産の構造

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  • サイズ A5判/ページ数 534p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130460750
  • NDC分類 639.021
  • Cコード C3033

出版社内容情報

資本主義的な経済発展はなぜ可能であったのか? 諏訪郡の製糸業において形成され,誘因制御に基づく品質管理・賃金制度を有した効率的な組織と,優良製糸家の適切な監視と選抜的な救済を行った金融制度を明らかにすることで,動的な経済発展を成し遂げた近代資本主義の実像に迫る.
日経経済図書文化賞受賞

目次

第1部 産業組織の再編(国際市場の構造変化;蚕糸業の再編;輸送基盤の整備と原料市場の統合)
第2部 工場制工業の発展(近代製糸業の勃興;賃金体系による誘因制御;労働市場における取引の統治)
第3部 循環的な成長と金融制度(「荷為替立替金」供給制度の形成;「原資金」供給制度の形成;景気循環と金融機構)

著者等紹介

中林真幸[ナカバヤシマサキ]
1999年千葉大学法経学部経済学科助教授。日本経済史担当。2002年大阪大学大学院経済学研究科助教授。経済史/経営史担当
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