出版社内容情報
16~18世紀の農村工業の最盛期に最大の規模を誇った東部ドイツの2地域(シュレージエンとオーバーラウジッツ)の農村麻織物工業を国内生産・流通組織の特質,世界市場の動向との関連等の視点から多面的に分析する.
目次
序章 ヨーロッパ農村工業史研究の現段階―東部ドイツを拠点とした覚書
第1部 16~18世紀シュレージエン麻織物工業史の研究(研究史と前史;農村麻織物工業の国内生産・流通組織;麻織物輸出貿易の機構とその特質―ハンブルクとの関係を中心として;シュレージエン麻織物工業と17~18世紀の世界市場―イギリスとの関係を中心として;18世紀後半の社会経済構造と麻織物工業)
第2部 16~18世紀オーバーラウジッツ麻織物工業史の研究(農村麻織物工業と都市)