出版社内容情報
本書は,財閥の形成期から「財閥解体」を経て現代に至る企業集団の変化を,代表的な企業集団を比較しつつ通史的に叙述する.経営多角化や集団形成は日本経済のどのような状況のもとに進められたのか,企業集団は日本経済の発展にどのような役割を果たしたのか.
目次
序 課題と分析・叙述の視角
第1章 政商から財閥へ
第2章 多角的事業部門の定着とコンツェルン組織の整備
第3章 財閥のコンツェルン化
第4章 戦時経済と財閥
第5章 財閥解体
第6章 戦後型企業集団の形成
第7章 資本自由化以後の企業集団