出版社内容情報
情報化の進展と社会の変化に伴い，数理統計学は新しい理論体系の展開が求められている．本書は，各分野で活躍する第一線の研究者が，数理統計学および統計学の発展の歴史と現状を展望し，今後の課題と方向を提示する．先端的な統計学研究への案内書として最適．
目次
１ 理論（統計的推測と漸近理論；Ｆｉｓｈｅｒ予想の解決と高次漸近理論の発展；回帰分析での高次の漸近展開の応用；時系列解析における漸近理論；統計的推測理論の諸問題；多変量解析の動向―主に記述統計的立場から；多変量解析と計算機）
２ 応用（経済時系列における非線形性と不均衡計量経済モデル；時系列解析の新しいモデル；補助回帰による計量分析；計量経済分析の意義と有効性―過去３０年の経過と展望；新しい品質管理のための統計的方法；医学統計の発展と課題；臨床試験の計画と統計解析）
