出版社内容情報
日本の企業システムはいかにして形成されてきたのか.本書はその過程を「アメリカのインパクト」と「ジャパナイゼーション」をキーワードに,経済史研究の視点から丹念に検証し,日本的企業システムの歴史の解釈に新たな見直しを迫る.
内容説明
アメリカのインパクトとジャパナイズの過程。
目次
序章 企業システムの「発生」、「洗練」、「制度化」の論理
第1章 財界追放と経営者の選抜―状態依存的ガヴァナンス・ストラクチュアの形成
第2章 人事査定制度の日本化
第3章 技術導入と日本のテレビ開発
第4章 長期相対取引形成の歴史と論理
第5章 戦後復興期の銀行・証券―「メインバンク制」の形成をめぐって