出版社内容情報
明治から第二次世界大戦後にかけて,三井・三菱・住友を対象に,財閥組織の発展過程を解明する.政商を起源として経営多角化を果たし,昭和恐慌期にその地位を高めることになった三大財閥本社の機能に着目し,金融資産操作による内部資本市場の歴史的意義を明らかにする.
目次
序章 本書の課題
第1章 明治後半期―多角的事業の定着とコンツェルン組織の形成
第2章 第一次世界大戦期―持株会社の設立とコンツェルン化
第3章 世界大恐慌期―独占体制の展開と財閥組織の変容
第4章 戦時体制から財閥解体へ―必要資金の増大と本社改組
第5章 財閥の企業統治と内部資本市場
終章 財閥本社の機能と内部資本市場
著者等紹介
武田晴人[タケダハルヒト]
1949年東京に生れる。1972年東京大学経済学部卒業。東京大学助教授、教授を経て、東京大学名誉教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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