出版社内容情報
資本主義崩壊の危機のなかから立ち現れてきたのは,多元主義を克服して競争秩序の恢復にコミットする「強い国家」を求める,新たな経済政策思想であった.その登場の背景や形成の過程を詳細に追い,現在にまで流れ込むドイツ経済政策思想の水脈の特質を明らかにする.
目次
序章 現代経済政策思想とその源流
1章 社会民主主義経済政策思想の革新
2章 賃金をめぐる論争
3章 大恐慌期における新自由主義のマニフェスト
4章 自由経済の反自由主義的根拠づけ
5章 秩序自由主義の台頭とリベラルな経済政策思想の革新
6章 戦時体制へのコミットの論理と戦後からの視角
著者等紹介
雨宮昭彦[アメミヤアキヒコ]
1953年山梨県に生れる。1988年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京都立大学経済学部助手。千葉大学法経学部専任講師。同助教授を経て、千葉大学法経学部教授。博士(経済学)
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