現代インドネシア経済史論―輸出経済と農業問題

現代インドネシア経済史論―輸出経済と農業問題

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130402118
  • NDC分類 332.24
  • Cコード C3033

出版社内容情報

植民地期19世紀半ばから独立後20世紀末までの1世紀半にわたるインドネシア経済の歴史的変化を,国際収支と貿易,主導的輸出産業の推移とその担い手,土地と労働力の供給基盤としての農業・農村という3つの角度から論じ,その構造的全体像を明らかにする.

内容説明

本書は、19世紀から20世紀までのインドネシア経済の、百数十年間にわたる歴史的変化を、いくつかのかぎられた角度から、しかしその構造的全体像への視点を見失わないように注意しながら論じたものである。

目次

1 輸出経済の転変(国際収支の推移と特徴;植民地期の対外貿易;独立後の対外貿易;東南アジアのなかのインドネシア経済)
2 主導産業の担い手たち(砂糖の時代とクルチュールバンク;ゴムの時代と経営代理企業;石油の時代と国営企業;工業化とコングロメラット)
3 農業問題とジャワ農村(土地と労働―輸出産業の農村的基盤;地租制度小史;ジャワ村落と人口成長―ウンガラン郡の事例;農業問題の展開)

著者等紹介

加納啓良[カノウヒロヨシ]
1948年、東京都生まれ。70年東京大学経済学部卒、アジア経済研究所勤務ののち、80年より東京大学東洋文化研究所に転じ現在同教授。経済学博士。インドネシアを中心に東南アジアの経済・社会・政治の歴史と現状を研究
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