出版社内容情報
経済学で培われてきた視点や道具立てをベースに,地球環境問題への対処に大きな役割を果たすことを期待される京都議定書に盛り込まれた政策的課題等を,具体的な事例をふまえながら丁寧に解説.地球環境問題解決への経済学からのメッセージ.
目次
地球環境問題と京都プロトコル
第1部 経済と環境:国際協調の意義(経済発展と環境問題―環境クズネッツ・カーブ仮説の再検討;環境規制の政策分析;国際相互依存下の環境政策;地球温暖化抑制政策の規範的基礎)
第2部 京都メカニズム(環境保全のコストと政策の在り方―日本経済の多部門一般均衡モデルによる環境保全政策のシミュレーション;不完全なモニタリングと国際的な排出量取引の効率性)
第3部 京都プロトコルと南北問題(国際環境援助の動学分析―クリーン開発メカニズムの有効性;途上国の森林問題;東アジア経済の相互依存と環境保全のモデル分析)
残された課題
著者等紹介
清野一治[キヨノカズハル]
早稲田大学政治経済学部教授
新保一成[シンポカズシゲ]
慶應義塾大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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