出版社内容情報
さまざまな経済政策や公共プロジェクトを経済厚生の観点からどのように評価,分析するか.本書は,その重要な手法である「費用便益分析」の経済学的な理論的基礎をコンパクトにまとめる.理論から実践的への指針をあますところなく提示.
内容説明
経済政策の効果をいかに計測・評価するか。幅広い実践への確かな理論的基礎を展開。
目次
第1章 経済厚生の基準(バーグソン社会的厚生関数;補償原理 ほか)
第2章 経済厚生の指標(アレー余剰;指数理論 ほか)
第3章 経済厚生の近似(一般均衡分析と比較静学;厚生損失の近似計測 ほか)
第3章補論 応用例(交通経済モデル;公共投資の経済効果)
第4章 費用便益分析(補償原理とハーバーガー基準;ダイアモンド・マーリーズ経済と生産効率性原理 ほか)
第4章補論 費用便益分析入門(主なルールのまとめと解説;費用便益分析の倫理的位置)