出版社内容情報
経済学の基本的な視点に基づき,多様なアプローチで日本の「会社法」を中心とした法制度を分析する.経済学者と法学者との間の活発かつ実質的な〈対話〉により「法と経済学」の面白さを存分に示す画期的共同研究の成果.
内容説明
「法と経済学」の新たな地平。経済学の視点からの法制度へのアプローチ。
目次
序章 会社法の経済分析:基本的な視点と道具立て
第1部 会社の意思決定(株主総会と取締役会―権限配分規定について;株主、取締役および監査役の誘因(インセンティブ)
取締役会と取締役 ほか)
第2部 証券と利害調整(株主の有限責任と債権者保護;会社法における自己資本維持規定と資本コスト;日本における企業破綻処理の制度的枠組み ほか)
第3部 潜在的参加者(インサイダー取引規制;ディスクロージャー問題;企業間取引と優越的地位の濫用 ほか)