出版社内容情報
進展著しい経済理論の最新の分析用具・概念等を駆使して,日本企業の内部組織や企業をとりまく市場・非市場環境の多様な側面を掘り下げて考察し,その諸側面間の相互依存関係を強く意識した分析を通して「システムとしての日本企業」の姿を明確に浮上させる.
内容説明
多様かつ複雑な制度的補完の構造をもつ「システムとしての日本企業」の姿が浮上する。複雑な制度的補完の構造。
目次
序章 日本の企業システムと経済学
第1章 経営者インセンティブ
第2章 企業金融と経営の効率性
第3章 企業ヒエラルキーと人的資本形成―内部労働市場と職能別労働市場の比較分析
第4章 意思決定構造と組織のパフォーマンス
第5章 企業の境界―分社化と権限委譲
第6章 流通における継続的取引関係
第7章 企業と政府
第8章 競争・公平・スパイト・談合―日本企業システムへの実験経済学アプローチ
第9章 日本の金融労働システム―制度的補完性・多様性と進化
第10章 戦後市場経済移行期の政府・企業間関係―産業合理化政策と企業
第11章 企業システムの発生と進化―いわゆるトヨタ的自動車生産・開発システムの事例を中心に
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