出版社内容情報
文明の発展,経済活動等によってもたらされた地球温暖化現象を,科学的メカニズムと歴史的背景をふまえて分析,それを抑制するための制度的,政策的手段を探る.世界共通の課題に経済学の視点から初めて取り組み,環境問題への新たな手がかりを提供する.
内容説明
本書は、地球温暖化の現象に関して、その経済的、文化的、制度的側面を分析し、地球温暖化の現象を解決するためにどのような制度的、政策的手段がありうるのかを明確にし、この問題に対する将来的展望を与えようとするものである。
目次
序章 地球温暖化の経済分析
第1章 地球温暖化現象のメカニズム
第2章 工業化・都市化と二酸化炭素発生
第3章 温暖化と経済活動
第4章 地球温暖化の文明論的背景―熱帯林の破壊
第5章 温暖化対策の理論的分析
第6章 二酸化炭素排出量安定化と経済成長
第7章 地球温暖化防止政策と技術開発
第8章 温暖化対策の政治経済学
シンポジウム 地球温暖化とわが国のイニシアティブ
資料集 地球温暖化問題を考える