出版社内容情報
財政支出,税制改革,国債管理という三つの側面から,レーガン政権の政策を詳細に検討し,戦後アメリカ経済におけるその歴史的役割を明らかにする.市民団体,財界,労働団体等の議会証言記録や聞取り調査によるオリジナルな資料を駆使した労作.
目次
第1章 レーガン財政の枠組み(本書の分析視角―福祉国家の歴史的転換期;軍事支出;福祉支出と連邦補助金;社会保障改革)
第2章 税制改革(1981年経済再建税法;1986年税制改革法;レーガン政権期の福祉国家と税制)
第3章 国債管理(財務省の国債管理;国債市場の対応;市場メカニズムの作用としてのクラウディング・アウト現象;福祉国家のコストと市場メカニズム)