出版社内容情報
1980年代以降急激な変化を遂げたわが国の金融システムが,金融政策や資本市場の構造変化に及ぼす影響を,メインバンク制,企業系列,公的金融等の分析を通じて明らかにする.不完全情報下の金融の諸問題をはじめて検証した第一線経済学者による共同研究.
内容説明
金融システムの構造と動態。80年代以降急激な変化を遂げたわが国の金融に経済分析の光を当てる試み。不完全情報下での金融の諸問題をはじめて検証。
目次
メインバンクと情報の理論
企業の資本構成とメインバンク
企業グループ結束度の分析
設備投資とメインバンク
工業化と銀行の期間変換機能
銀行業における範囲の経済性
金融・保険業の労働市場と賃金
機関投資家の株式投資行動
金融仲介における公的部門の役割
ノンバンクの機能と金融政策